心理学用語

シロクマ効果とは、何かを強く意識しようとすると、かえってそのことが頭から離れなくなるという現象です。この現象は、1987年にダニエル・ウェグナーによって提唱されました。ウェグナーは、被験者に対して「シロクマのことを5分間考えないようにしてください」と指示しました。すると、被験者の多くが、シロクマのことを強く意識してしまい、5分間もシロクマのことを考えずにいることができませんでした。

シロクマ効果は、人間の認知メカニズムによって説明されます。人間の脳は、常に新しい情報を取り込み、それを処理しています。しかし、脳は同時に多くの情報を処理することができないため、不要な情報は抑制されます。シロクマ効果は、この抑制メカニズムが働きすぎるために起こります。

シロクマ効果は、日常生活の中で、さまざまな場面で起こります。例えば、試験前日に「緊張しないように」と強く意識すると、かえって緊張してしまい、試験に失敗することがあります。また、ダイエット中は「食べ過ぎないように」と強く意識すると、かえって食べ過ぎてしまうことがあります。

シロクマ効果を防ぐためには、何かを強く意識しようとするのではなく、受け入れることが大切です。試験前日は、緊張する気持ちがあることを受け入れ、試験に集中しましょう。ダイエット中は、食べ過ぎてしまう気持ちがあることを受け入れ、食欲をコントロールしましょう。

シロクマ効果は、人間の認知メカニズムによって起こる自然な現象です。しかし、この現象を理解することで、シロクマ効果を防ぎ、より効果的に物事を成し遂げることができます。

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